2000年1月-1-
    1 January 2000
A Happy New Millennium!
テムズ河畔で大花火大会があり、信じられないほどの人出の中を世紀のイベントを見ようと夫と出かけました。運良く河畔を見下ろすビルの窓から見ることができたので人混みにつぶされずにすみましたが、ミレニアムは日本人にはただのきりの良い数字でしかありませんが、キリスト教徒の国にとってはどうも大変意味のあることのようです。そもそもキリストが生まれたのが西暦元年なわけですから。
次の千年紀までこの地球が存在するかどうかを確かめるすべはありませんが、一体どういう世界が待っているのでしょうね。

    2 January 2000
大晦日から元旦にかけて大はしゃぎしたせいか、体調を崩してしまい、元旦は薬を飲んで寝正月してしまいました。では、新年2日、すっかり体調も回復したところで、今年もよろしくお願いします。
さて、私の通っている学校の話をします。前にも書きましたがイギリスには数多くの英語学校があります。私は以前に通った民間の英語学校、区がやっているアダルトスクール、他に個人がやっている英語教室など、授業料、内容、目的もさまざまです。そして、大学にも英語コース(ランゲージセンター)があり、基本的には大学、大学院に行く人向けのアカデミック英語の授業を重視しております。
アカデミック英語というのはいかにも上等そうですが、通常の英会話と違って、論文を書いたり、講義を聴いたりするのに必要なフォーマルな英語ということです。
イギリスの大学は殆どが国立です。イギリス人は数年前まで授業料は無料だったとか。現在の政策では学部によって多少開きがあるかとは思いますが、年間£1,000程度だと思います。EUの国からの留学生はこの約3倍の授業料、我々日本人を含めOver Seaからの留学生は約6〜7倍の授業料になります。また、各大学の経営は基本的に国家予算からまかなわれるのですが、この外国人の授業料は大学の収入となるそうです。それでどの大学も外国人留学生は少しでも多く受け入れたいと考えているのが実状のようです。そして、入るは易く出るは難しというわけで、卒業するのは大変だと聞きます。外国人は英語のハンディがあるので直接大学に入学しても困るような生徒のために各大学がランゲージセンターを設けているようです。留学生が自己の経験の元にホームページを作っていますのでご紹介します。私も参考にさせてもらいました。
イギリス情報サイト「葉桜」(はざくら)
私はUCL(University College London)ランゲージセンターの Certificate in English for special Purposes(ESP) コースに在籍しています。約40名。日本人が今年は特に多いそうで約3分の1おります。平均年齢は25歳ぐらいでしょうか。私はしっかり平均年齢を引き上げております。
秋のタームの時間割は次のようでした。(11.15は日本式だと11:15)
月曜:Integrated English(10-11.15,11.45-13), Lecture(2-3), Discussion(3-4)
火曜:Speaking(10-11.15), Seminar group(11.30-12.45)
水曜:Writing (10-11.15,11.45-13),Topic option(2-2.30)
木曜:Reading (10-11.15), Speaking(11.45-13)
金曜:Using Texts (10-11.15), Skills Development(11.45-13) 以上。
月曜日の午後のレクチャーはUCLの教授を招き、実際の講義を聴いてノートを取るという実践的な授業です。これがさっぱりわかりません。この分だと大学に行ってもダメだと最初にショックを受けました。あとはそれぞれ違う先生が授業します。クラスは4つに分かれるのですが、授業によってクラスが違うことがあります。それで同期の40人はほぼ顔見知りです。
クラスメートは皆留学にあたって英語を勉強してきていますから、最初は焦りました。私はすでに10ヶ月のイギリス暮らしだったにもかかわらず、話す、聞くにおいて全然ついていけないと思ったものです。そのうちマイペースを取り戻しました。こっちは20年のブランクを承知で始めたんだぞと完全に開き直ることにしたのです。それにこれが10ヶ月前なら完全にノイローゼになっていたことでしょう。
それにしても冬休みに入ってから全然勉強していないので、次の学期が怖いです。

    4 January 2000
 今日から街が通常に動き出しました。 お正月気分はどこにもありませんが、年2回のバーゲン時期(夏と冬)にあたるため、買い物客でにぎわっています。 今がお買い時です。 デパートでもブランドショップでもバーゲンをしています。 明日からハロッズHarrodsのバーゲンが始まるそうです。 ロンドンでガイドの仕事をしている高校の後輩が作っているホームページをご紹介します。ロンドンのバーゲン情報や観光案内が載っています。
夜はテレビ中継のプレミアリーグCoventry vs Chelseaに釘付けでした。 サッカーなんて全く興味がなかったのが、いつの間にか選手の顔が識別できるようになり、そうなると見ていて面白くてたまりません。 でも、ほかのチームのゲームだと相変わらずいいところだけ見るという調子なので、 これって、贔屓の劇団だけ見に行くお客様といったところかしら。 ついでにチェルシーの公式ホームページも書いておきます。 ゲームに勝ったらすぐに結果が出ますが、負けたら翌日になっても結果を書かなかったりする大贔屓大会のホームページです。もちろん英語ですが。

    5 January 2000
誰でも気づくことですが、イギリス人はとにかく列(queueキュー、米語ではlineライン)を作ります。 そして文句も言わず、じっと自分の番を待っています。 今日の郵便局はとても長い列が出来ていました。もちろん今日に限ったことではありません。 お客が増えてはじめて、残りのスタッフが奥から現れ、窓口がいくつか増え、空いたら彼らは続々奥へ戻ってしまうので、 再び列が出来るのはごく自然な成り行きだと思います。 考えてみればお客がいないときに窓口で待っているのも無意味なことですが。 また、日本の郵便局にはソファーがあり、番号札を手にして座って待つことができますが、この国ではずっと列に1列に並んで立って待たなければなりません。 列の先頭にきて、次は何番へどうぞと電光掲示板と機械音声が示す窓口に行くという方式です。 この点では日本の方が便利です。渡英当時は英語がわからなくて窓口で時間がかかってしまい、後ろの人を待たせてしまうのが気がかりだったものでした。 しかし、ほかの誰もそんなに申し訳なさそうにしていません。 待って待って自分の番になったのだから、時間をかけても聞きたいことを聞き、頼みたいことを頼むのは当然の権利です。 そう思うようになってから、後ろの人に対して悪いと思うことが少なくなりました。 また、スーパーのレジでも出来るだけスムーズに用を足せるように心がけていますが、後ろの人のことなど全くお構いなしの人が多いです。 レジ係が「××ポンド××」と声をかけてからバッグの中を探り始め、おもむろに小切手帳を出して、ペンを借りて、金額を確認し、宛先、金額、サイン、控えを書き込んで、レジ係に渡し、 その小切手帳をしまい、その後に買ったものをビニール袋に詰め始める。こんな人の後ろに並んでじっと我慢したこと、何回かありますよ。 私はここに暮らして我慢強くなった気がします。

    6 January 2000
知り合いの日本人にビーズ(beads)のアクセサリーづくりを教えていただきました。 仲良しのお友達と彼女のお宅にお邪魔して習ったのですが、今、ビーズがちょっとしたブームです。(もちろん私の周りだけかも知れません。) ピカデリー・サーカスからリージェント通り沿いに歩いて、NEXTというブティックを過ぎたところを右に入り、50m足らずの所にビーズの専門店があります。 もうひとつ、コベントガーデンにあると聞いていますが道順を説明できません。色とりどりのビーズやアクセサリーの材料が店一杯に並んで、いつでも女性でいっぱいです。 この趣味は私にはあまり向かないと言うことがわかりましたので、日本人グループとおしゃべりをするタイムと割り切っています。 毎日、自分の下手な英語を向かい合ってばかりじゃストレスもたまりますから。

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劇団一跡二跳

e-mail: isseki@m5.gyao.ne.jp / 制作:岸本 匡史