1999年3月-3-
    1999年3月22日(月)
ナショナル・ギャラリーThe National Galleryにぶらっと出かける。 常設展は入場無料だが、今日はExhibitionのひとつ、"Portraits by Ingres"に£6で入る。 Jean-Auguste-Dominique Ingres(1780-1867)はフランスの画家で、歴史画、肖像画で有名だとリーフレットに書いてある。 もともと私は絵が大好きな訳じゃないけれど、美術館は英語がわからなくても困らないし、 辞書を片手に絵の横に書かれている英文を読んでいくと英語の勉強になるので、よく訪れている場所のひとつだ。 美術館ではよく小学生や中学生の一行と出くわす。授業の一環のようで、先生とおぼしき人が絵画の前で説明をしており、 子どもたちは膝を抱えてその話を聞いている。本物の絵画や彫刻を直接見ることがどれほどの意味を持つのかはともかく、 子どもたちの何人かに一人は画家を目指そうと思うのかしらとぼんやり考える。

    1999年3月25日(木)
思い立ってテイト・ギャラリー(Tate Gallery = Tate Gallery of English Art)に足を延ばす。 ビクトリアラインのピムリコ駅から徒歩10分くらいのところにある。やはり常設展は無料。 ミレイ(Millais)の「オフィーリア」とターナー(Turner)のコレクションにざっと目を通して、 また別の機会に来ようとぱたぱたと出てきました。

    1999年3月27日(土)
日本から劇団主宰の古城さんが到着。それに合わせてちょうどBathにhome stay中の元劇団員、加島博美さんも土日を利用して我が家へ訪れる。 古城さんからのメールによれば少しの時間も無駄にしたくないので、到着すぐにも芝居が見たいから何か探しておいてくれとのこと。 Savoy Theatreで「リチャード三世」を上演しており、ちょうどこの日が楽日だったので直接劇場のチケットボックスまで足を運ぶ。 チケットを2枚入手。3枚あれば私も行くことにしたのだが、この2枚がどうも最後だったようで、 もうチケットは無いといわれてしまった。後で二人からとても良かったと言われてほっとしたものの、少し残念だった。

    1999年3月29日(月)
古城さんはすごい勢いで舞台を観続けている。英語は分からないが演出的に面白い、観客の反応が日本と違うのが面白い、 今回はウエストエンドだけではなくて、オフやフリンジにも行ってみたいと言いながら、 今日もまた日本の「ぴあ」のような週刊誌「Time Out」のTHEATRE欄で明日のスケジュールを立てている。 演劇人としての私の姿勢を反省させられる。 私ときたら英語が分からないからと劇場から遠ざかっていたのだった。よし、この機会に行ってみよう。

    1999年3月31日(水)
新作ミュージカル「MAMMA MIA!」のチケットを劇場のチケットボックスで購入し、他の劇場でマチネを見終わった古城さんと合流。 劇場はPrince Edward Theatre。とてもよい席だった。懐かしいアバの曲に会場は沸きっぱなし。 このミュージカルは全曲アバの曲なのだ。 ストーリーは実に単純で、たぶんアメリカンイングリッシュだったせいもあるのだろうが英語が少し聞き取れた。 少しは英語が聞き取れるようになっているのかもしれない。ちょっと嬉しい。 しかしいまだにBBCのニュースを聞き取ることはできない。




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劇団一跡二跳

e-mail: isseki@m5.gyao.ne.jp / 制作:岸本 匡史