1999年12月-2-
    24 December 1999
Merry Chrestmas and Best Wishes for the New Millennium.
クリスマスイブ。残念ながら雪ではなく、雨とgale(ゲール、強風)のクリスマスです。TVの天気予報は非常に早口でまくし立てられるのではじめはさっぱりわからなかったのですが、耳が慣れるに従って少しはわかるようになりました。考えてみると、天気予報は語彙が限定されるので想像しやすいのです。天気図は見てればわかるし。それで去年は気がつかなかったgaleという単語を今年はよく聞きます。gale = a strong wind; a storm at sea と辞書に出ています。

    25 December 1999
クリスマス。街はしんと静かです。うちのフラットの前はハイストリート(メインストリート)なので、普段は7階とはいえ、ときおりクラクションが鳴り響いたり、パトカーが通り過ぎたりする音が聞こえてくるのですが、今日は特別です。公共交通機関がすべて止まっているので自家用車しか走っていないからです。トラックも走っていない。タクシーさえも見かけない。夕方に用事があってマーブルアーチまで出かけることになりました。車だといつも渋滞しているので家からだと早くて30分はかかるのですが、なんとわずか10分足らずで着いてしまいました。信号以外で止まることがないなんて感動ものです。お正月の東京と同じです。ロンドンに住んでいるイギリス人はクリスマスには近郊のに住んでいる親の家に集まって、みんなでクリスマスプディングを食べているのではないかなと想像しております。マクドナルドさえ閉まっているのですから外食は無理です。と思いながら車を走らせていると、タイレストランとイラン食料品店は開いていました。

    28 December 1999
ようやく夫の熱が引き、クリスマスからこちら病人食だったのが通常に戻りました。 インフルエンザ(flu)だった模様。実はコベントリー(Coventry)でのサッカー(イギリスではfootballといいます)の試合のチケットを入手していたので26日に行く予定だったのもキャンセルしてしまいました。 この試合はテレビ中継があったので諦めがついたのですが。夫の趣味にサッカー観戦がありまして、イングランドのプレミアリーグにチェルシー(Chelsea)というチームがあるのですが、このChelsea Football Clubの会員にこのシーズンからなっております。 一般発売の前に優先的に1会員がホームでの試合のチケットを1枚だけ買えるのです。Chelseaのホームグランドは約36,000人収容できるのですが、クラブの会員だけでこの人数は超えていると思いますので、観光客がチケットを入手するのは難しいというのは一般発売前に殆ど売れてしまうからのようです。 日本ではJリーグの試合を2回見た程度だった私も、このシーズンはChelseaのホームグランド通いをしていますのでようやくサッカーの楽しさがわかってきました。 選手の名前やポジションも覚えましたし。サッカーの試合を生で見る楽しさの一つは、他のファンと一緒に大声で応援できるということがあります。 もちろん英語ですので、いまだに「チェルシー」と言うところしか唱和できませんが。
演劇人だったことを思いだして、たまにはtheatreに行こうと入手したチケットはballet。 イングリッシュ・ナショナル・バレエ団(English National Ballet)の「くるみ割り人形」に出かけました。 クリスマス演目でもあり、客席に子どもの姿が目立ちました。とても美しい舞台でした。私はバレエについて詳しくないので善し悪しは分かりませんが、もし今私が小学生だったら間違いなく明日からバレエを習いに行くだろうなと思いました。 子どもの頃にバレエを舞台で観たことがなかったのを残念に思いました。

    29 December 1999
今日はウェンブリー(Wembley)までダンスを見に行きました。 サッカー場からコンサート会場、見本市会場まである複合施設です。2006年のサッカーワールドカップ誘致のため、現在サッカー場の立て替えが予定されているそうです。 私が行ったのはウエンブリー・グランド・ホール(Wembley Grand Hall)、Dublin Worldwide Productionsの「Spirit of the Dance」。 幕が開いたときに突然思い出しました。これは今年3月、元劇団員の加島さんがバースに来たときに一緒に観に行ったダンスだと。 そういえば、アイリッシュダンスをベースにして、クラッシックバレエ、 ジャズダンス、フラメンコ、サルサを融合した舞台だとタイムアウトに書いてあったっけ。相変わらず見事なアイリッシュダンスの足さばきに圧倒されました。
終演後はチェルシーのホームグラウンドに直行し、チェルシー対シェフィールヅ・ウェンズディ(Sheffield Wednesday)の試合を見て帰りました。これは3対0で見事に勝ったのでファンとしてはすっかりご機嫌です。

    31 december 1999
大晦日。お正月の飾りを何もしていないので、せめて鏡餅だけでもと思い日本食料店まで出かけました。小さな2個の重ね餅がなんと£4.80(約816円/現在£1=約170円)もしましたよ。日本の物は何でも2倍の値段になります。最近すっかりそれが当たり前になってきました。今は円高で1年前£1=約200円だったのを思い出します。私の場合、夫のお給料がポンドで入ってくるので別に特でも損でもありませんが、旅行者にとっては得な話です。是非この機会にイギリス旅行をご企画下さい。2000年はミレニアムイベントが目白押しです。来年もよろしくお願いいたします。

New London Title


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劇団一跡二跳

e-mail: isseki@m5.gyao.ne.jp / 制作:岸本 匡史