1999年1月-3-
    1999年1月26日(火)曇り一時雨
 晴れたら市内観光に行こうと考えているがなかなか晴れません。午後、アルゴスの配達 人がこの間注文した本棚を持ってきました。「サンキュー」しか言えない自分が腹立たしく なります。こういった場面に出会うたび、焦らぬように言い聞かせても、自分の英語力不足 が情けなくなって落ち込んでしまうのです。少しでも単語を覚えようとこつこつ勉強し ていてもとっさに出てこないのも悲しい…。先日お会いした在英10年の日本人の方から、 「とにかく機会を作って話すことだ」と言われました。恥をかいて覚えた単語は忘れな いと…。そういえば、正しい文法を組み立てようとすると、ますます何も言えなくなって いきます。果たして帰国までに少しは進歩するのでしょうか。相変わらず英語がお団子 で聞こえてくる状態のままです。
 ところで、アルゴスというのは面白いお店です。お店に商品が見本程度にしか置かれ ていなくて、日本の銀行にあるような記入用デスクが並んでいるだけ。その机上にカタログ があり、デスク中央に電卓のようなものがあって、カタログの番号を入力すると在庫の あるなしがわかります。それを確認して、記入用紙に番号を書いてレジに持っていき、 レジで精算した後、奥のカウンターで商品を受け取るのです。在庫管理や商品管理、商 品説明等の人件費を節約できるためか、結構安く買えます。重いものは手数料5ポンド で配達してくれます。私は、デリバリーという単語が思い出せず、四苦八苦して配達を 頼みました。いつも後になって、何だ、こう言えば良かったんじゃないかと反省しています。

    1999年1月31日(木)
 時差9時間だから、そろそろ初日の幕が上がる頃。受付はさぞかし忙しいことだろう と思います。劇団公演で受付にいないのは初めてのことです。あ、第4回公演だけ前半 から出演していたので受付に立てなかったかもしれません。旗揚当時からら、出演していても 後半からだったので、受付をしていた記憶があります。 制作を専任したのは第6回公演から で、その後ずっと受付にいました。初日の受付は公演のたび舞い上がってしまい、受付 のお手伝いに来て下さった方からいつもフォローしてもらっていました。最近でも時々 ばたばたしておりました。
 受付は公演を見に来て下さるお客様が最初にその劇団の人間と出会う場所。受付の印 象一つで、芝居を見る気持ちが変わるものだと思います。最初が肝心。そう思えばそう 思うほど、焦って、あがってしまうのでした。 かつて、たしかスズナリでの公演で、そ の日お客様がうんと少なく、受付にいて憂鬱だったことがありました。あとで劇団員の お客様から「受付が暗かった」といわれて反省しました。 本当に受付は劇団の顔なので すね。それ以来、明るい受付、気持ちのいい受付、舞台に集中できる受付を目指してお ります。もし、何かこれは気をつけた方がいいよということをお感じになったら、メー ル下さい。今後の参考にいたします。
 私は受付にいるのが好きで、芝居が始まる前の緊張感がお客様から伝わってくるのが とても楽しみでした。ロンドンから戻って、いつかまた、受付でお会いしましょう。




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劇団一跡二跳

e-mail: isseki@m5.gyao.ne.jp / 制作:岸本 匡史